バイオレメディエーションとは

熱帯魚を飼育されたことのある方はバクテリアを購入されたことがあるかと思いますが、
飼育器具できちんと水質管理をしてもバクテリアがいなければ熱帯魚は健康に育ちません。
それは、バクテリアが水を浄化してくれるからです。
バクテリアとは細菌とも呼ばれ微生物の一種です。細菌は病気の原因になることもありますが、
地球の環境保全・環境改善という働きもあります。

バイオレメディエーション
バクテリアなど生物の持っている働きを利用して、汚染された環境を浄化し、
無害化する技術をバイオレメディエーション≫といいます。
バイオレメディエーションは「bio=生物」による「remediation=修復」という意味で
【生物を利用した環境修復技術】のことです。

つまり、微生物・バクテリア・菌類・植物やそれらの酵素が持っている化学物質の分解能力を利用して、
汚染されてしまった自然環境を、有害物質を含まない無害な状態に戻す技術のことです。

バイオレメディエーションのメリット
現在バイオレメディエーションが世界中で利用されているのは、多くのメリットがあるためです。
バイオメディエーションは他の方法では使用できない場所でも使え、
運搬や投棄処理もしないで良いので、その分のコストがかかりません。

また、他の方法と一緒に使用することが出来るため、より高いレベルで環境を改善し、
環境保全することが可能となりました。

このような理由からバイオレメディエーションは今後ますます活用が期待されています。

出典:環境省