新潟県妙高市の小学校の灯油流出事故について

新潟県妙高市の小学校から灯油約3000Lが流出

 

1月7日8時頃、新潟県妙高市の教育委員会によると、
同市の小学校から灯油約3000Lが流出したことを確認されています。

漏れた灯油は側溝を伝い近くの関川や農業用水路にも流れているそうです。

同小学校の空調設備の室外機の空気抜き用のバルブが開いており、
そこから灯油が漏れたと考えられています。
同日昼頃には灯油の漏れが止まっていることが確認されています。

参考:https://news.yahoo.co.jp/articles/226606b974c16fce0ab9f9ea85e905b9a1cd79c8

 

灯油が流出した際の影響

 

この新潟県妙高市の小学校のように、
灯油が大量に流出してしまうと様々な悪影響が発生します。

この小学校ケースでは流出した灯油が側溝を伝い農業用水路や関川に到達しています。

側溝や農業用水路・川に灯油が到達してしまうと、
灯油の痕跡(油膜)を残しながらどんどんと汚染被害が広がっていきます。

灯油の流出による汚染が広がると環境への悪影響を及ぼすだけでなく、
その周辺で生活している人へも被害をもたらしてしまうこともあります。

例えばこのケースでは小学校から農業用水路にも灯油が広がっており、
浄化されるまで近隣の田んぼや畑で農業ができないことがあります。
そうなると農家の方々への賠償責任が発生することもあります。

流出した灯油が更に拡散し海まで到達してしまうと、
更に加速度的に汚染の被害が広がってしまいます。

また灯油の汚染は自然に浄化されることはないので、
広がってしまった広範囲の汚染を浄化しなければなりません。

3000Lという膨大な量の灯油が広範囲に広がっているので、
全て浄化することは決して簡単ではないと思われます。

その他にも灯油によるスリップ事故のリスクやコンクリートやアスファルトの劣化等、
灯油の流出によって様々なリスクが生じてしまいます。

 

農業用水路

 

 

灯油が流出した際の対策

 

灯油が流出した際には新潟県妙高市で行っているように、
オイルフェンス等を設置し油が拡散しないようにすることが重要です。

今回の小学校のように大規模な場合であったり積雪のある地域で雪が灯油を吸っている場合は、
完全に拡散を防ぐことは難しいかもしれませんがその場合でも
できる限りオイルフェンスを設置し拡散を防止します。

また灯油をオイルゲーターセルソーブのような油吸着材で回収することが重要です。
オイルゲーターは土や地面に漏れた灯油をセルソーブは水に浮いた灯油を
吸着回収することができます。

 

油吸着分解剤オイルゲーター

 

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現在できる限り回収してもまた雪が溶ける際に灯油が再流出する恐れがあるので、
その場合に備えて拡散の防止を怠らないことが被害を抑える上で大切です。

大規模であれ小規模であれ、灯油が流出した際には、
「拡散を防止すること・漏れた灯油を回収すること」を
どれだけ早く行えるかが被害を抑える鍵になります。

バイオフューチャーには油吸着分解剤オイルゲーター油吸着材セルソーブを始め、
様々な油流出事故の対策品がございますので、
万が一の際の備蓄として常備してみてはいかがでしょうか。

 

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