灯油がタンクから漏れた際の対処法
灯油がタンクから漏れた!対処法はどうする?
灯油からタンクが漏れた時、対処法をご存知でしょうか?
私たちが灯油を保管する場合、 灯油用のポリタンクに入れて保管するのが一般的です。
しかし寒い地域では毎日使用するボイラーや給湯器へ給油する手間を省く為、 屋外に灯油のホームタンクを設置している方も多いと思います。
また農業を行っている方はさらに大きいタンクを設置している方も多いでしょう。
そんな便利な灯油タンクですがメンテナンスの不備やタンクの経年劣化、 また人的ミスによってタンクから灯油が漏れてしまうこともあるかと思います。
灯油タンクに保管している灯油に量が多い分、 タンクから灯油が漏れた際の被害も大きくなってしまう可能性があるというリスクがあります。
灯油がタンクから漏れた際は対処が遅れれば遅れるほど被害が大きくなるため、 被害を抑えるためにはどれだけ早く対処できるかが重要です。
つまり、万が一の時に備えて、 対処法についてしっかりと知っておくことがとても大切なのです。
しかし灯油がタンクからこぼれた際の正しい対処法を知っている方は少ないと思います。
一番簡単な対処法は 「灯油や油漏れの対処のプロ、バイオフューチャーへ連絡ください!」 ということです。
こちらの電話番号(03-5272-1678)か、 こちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。
我々バイオフューチャーは数多くの油漏れ事故の対処を行っており、 現場や予算に応じたバイオによる最適な対処法をご提案いたします。
灯油がタンクから漏れた時の対処法でお困りの時も、 最適な対処法をご提案いたしますのでご相談ください。
ここではバイオフューチャーが行ってきた浄化作業の経験を元に、 灯油タンクから灯油が漏れた際の対処法を紹介していきたいと思います。
灯油タンクから灯油が漏れた際の対処法
灯油タンクから灯油が漏れたとき、どのような対処法があるのでしょうか。
灯油タンクから灯油が漏れた際は、 そのこぼれた先が土か、コンクリートやアスファルトかによって対処法が異なります。
ここではそれぞれの状況別に対処法を紹介していきたいと思います。
灯油が土に漏れた際の対処法
灯油タンクから灯油が漏れた際の地面が土だった場合の対処法を紹介します。
タンクから灯油が漏れた先が土だった場合は、時間の経過と共に灯油が浸透していき、 汚染が広がってしまいます。
逆に対処法の準備と知識があり早く正しい対処法を行うことができれば、 被害を最小限に抑えることができます。
詳しくその対処法について紹介しましょう。
①灯油の流出源を確認し止める
最初に行うべき対処法は、灯油の流出源を確認する事です。
灯油の流出源である灯油タンクから流出の原因を突き止め、 新たな流出を止めることが最優先で行うべきことです。
これを行わなければ浄化しても新たな汚染が発生してしまう可能性がある為です。
②灯油の拡散を防止する
タンクから漏れた灯油は時間の経過とともにどんどん広がってしまいます。
汚染が広がってしまうと浄化しなければならない範囲もまた広がっていき、 当然それに伴い浄化に必要な費用や手間も増えていきます。
そうならないためにもバイオフューチャーのセルフェンスのような オイルフェンス類を用いて油の拡散を防止する必要があります。
近くの排水溝や小川や用水路にオイルフェンスを設置することで、 周辺へのタンクから漏れた灯油の流出・拡散を抑えることができます。
③土壌にこぼれた灯油を吸着回収する
土壌にタンクから灯油が漏れたと思われる範囲に、 バイオフューチャーの油吸着分解剤オイルゲーターを撒きます。
オイルゲーターは灯油と接触することで内部に吸着させるため、 灯油タンクから漏れてから時間が経過している場合は浸透していると思われる深さまで、 数十センチから1m程度撹拌する為に掘削する必要があります。
汚染濃度によりますが使用量の目安は1㎥でオイルゲーター12kg入り1袋です。
オイルゲーターを撒き撹拌し漏れた灯油を内部に吸着すると、 オイルゲーターの内部に含まれるバイオが灯油を時間をかけて分解します。
オイルゲーターは灯油を一度吸着すると再溶出させないため、 撹拌した後は土壌に放置しておいて問題ありません。
④鉱物油分解菌の液体バイオHCを撒き灯油の分解を促進する
タンクから漏らしてしまった灯油が深くまで浸透している場合や掘削が十分でない場合、 オイルゲーターを使用しても分解しきれない場合があります。
そういった場合は鉱物油分解菌の液体バイオHCを灯油が漏れた範囲に撒くことで、 灯油の分解の促進・分解漏れの防止をすることができます。
灯油がコンクリートやアスファルトに漏れた際の対処法
次に灯油タンクから灯油がコンクリートやアスファルトに漏れた際の 対処法を紹介します。
コンクリートやアスファルトに灯油がタンクからこぼれた場合は、 早く対処しないと油が拡散する恐れがあることに加え、 コンクリートやアスファルトに染み込みシミができたり劣化する恐れがあります。
コンクリートやアスファルトに灯油がこぼれた際は、 なるべく早く対処する必要があります。
①灯油の流出源を確認し止める
灯油をタンクからコンクリートやアスファルトなどの地面に漏らした場合の 最初に取るべき対処法をご紹介しましょう。
灯油が土壌にこぼれた際と同じくまずは灯油の流出源を見つけ、 新たな灯油の流出を止めることが最重要です。
タンクから漏れている場合は、 タンクが破損していないかをチェックし流出を止めましょう。
これを行わなければどれだけ対処しても汚染は止まりません。
②灯油の拡散を防止する
先ほども紹介しましたが灯油が漏れてから対処が遅れると、 灯油が側溝や川に流れてしまうと汚染が一気に拡散していきます。
灯油の汚染が拡大すると浄化する範囲や費用や手間が膨大に増えてしまうため、 できる限り早く灯油の拡散を防止する措置を取る必要があります。
側溝や排水溝などにセルフェンスのようなオイルフェンスを設置することで、 タンクから漏れた灯油の拡散を防止することができます。
③洗浄剤バイオエクセレントで染み込んだ油を浮かび上がらせる
灯油がこぼれたコンクリートやアスファルトには灯油が染み込んでしまいます。
染み込んだ油を可能な限り浮かび上がらせるため、 そしてコンクリートやアスファルトの細かい凹凸の油を浮かび上がらせるために、 油の剥離が得意なアルカリ洗浄剤バイオエクセレントを撒布します。
洗浄剤バイオエクセレントを撒布し10分程度放置することで、 染み込んだりこびりついた灯油を浮かび上がらせることができます。
④灯油タンクから灯油を吸着回収する
バイオエクセレントで浮かび上がらせた灯油に対して、 バイオフューチャーの粉状の油吸着分解剤オイルゲーターを撒き、 漏れた灯油を吸着回収します。
オイルゲーターは灯油と接触することで瞬時に灯油を吸着するため、 接触させるためにデッキブラシ等で軽くこすることでより接触させることができます。 その後吸着した灯油をオイルゲーターの内部に含まれたバイオが、 時間をかけて灯油を分解します。
オイルゲーターを軽く擦り灯油と接触し吸着したら、 箒等を使ってオイルゲーターを回収します。
オイルゲーターは一度吸着した灯油を再溶出させませんし、 灯油自体はオイルゲーターに含まれるバイオによって分解されるため、 私有地であればそのまま放置していても問題ありません。
公道等やそのまま放置できない場所の場合は、 回収後のオイルゲーターを自敷地内の土の上等で放置したり、 焼却処分することも可能です。
鉱物油分解菌の液体バイオHCを撒き灯油の分解をする
油の分解を早めたい場合や灯油によるシミを少しでも薄くしたい場合は、 鉱物油分解菌の液体バイオHCを仕上げに撒布します。
オイルゲーターと共に灯油の分解することで分解効率を上げ、 また液体なのでコンクリートやアスファルトに浸透して油の分解をすることで、 コンクリートやアスファルトにできたシミを薄くすることができます。
灯油タンクから灯油が漏れた際に活躍するオイルゲーター
灯油タンクから灯油が漏れた際には、 バイオフューチャーのオイルゲーターが活躍するということをご紹介しました。
オイルゲーターは粉状の油吸着分解剤で、 油と接触することで瞬時に内部に油を取り込み油膜と油臭を抑え、 オイルゲーターに含まれたバイオが吸着した油を時間をかけて分解します。
汚染の具合にもよりますが使用量の目安としては、 土壌の場合12kg入り1袋で1㎥、 コンクリートやアスファルト等の床面の場合は12kgで約30㎡程度です。
オイルゲーターは天然成分でできており環境に優しく、 一度吸着した油は雨が降ったり水に濡れても再溶出しません。
よってオイルゲーターを土壌を使用した場合はそのまま放置して問題ありませんし、 コンクリートやアスファルトで使用した場合も私有地であればそのままで問題無いので、 産廃処理する必要がありません。
道路等や放置できない場所で使用した場合も、 箒等で回収した後に自敷地内の土の上に放置しておいたり、 焼却処分することも可能です。
灯油漏れやオイルゲーター関するお問い合わせはバイオフューチャーへ
灯油がタンクから漏れた時の対処法についてご紹介しました。
灯油タンクから灯油が漏れた際には迅速な対応が求められ、 それを行うには予め油吸着材等の備蓄をしておくことをオススメします。
しかし、なかなか発生する事態ではないので正しい対処を行うのは難しいかもしれません。
このような事態への備えや灯油漏れが起きた際の対処法等、 何かご質問やご相談があれば油漏れの対処のプロ・バイオフューチャーへ ご相談ください。