東北地方某クリーニング屋跡地の浄化
お客さまの課題と要望(どんなお悩み?)
東北地方にあるクリーニング屋跡地の現場です。お店を閉鎖するにあたって行った土壌・水質調査で、テトラクロロエチレン等の塩素系有機化合物による汚染が確認されました。分析の結果、土壌は基準値の13倍、地下水は基準値の3500倍のテトラクロロエチレンが検出されました。
解決方法(どのように解決したか?)
まず始めに汚染地下水の引き寄せ及びバイオ処理作業の為に、集水井戸を2か所に設置しました。また、土壌・地下水へのバイオ注入用の注入管を3か所に設置しました。この集水井戸と注入管から、塩素系有機化合物の分解が得意な液体バイオCLを投入します。使用量は1か月に1000ℓ(250ℓ/週)使用し、分解効果を高める為に栄養剤や酸素も同時に使用しました。また、集水井戸からポンプで水をタンクへ汲み上げ、タンク内で液体バイオCLと接触させました。タンク内で1,2週間曝気混合し分解を行った後、集水井戸や注入管、地表面より再度地中へ戻しました。
その他(その後の経過、注意提案など)
最終的には6か月間の作業で、基準値を下回ることができました。