土壌汚染の浄化に関する補助金について

【土壌汚染の浄化に関する補助金について】

土壌汚染は近隣の人から見れば現在の問題。原因者から見れば過去の問題。 出来れば補助金を使って浄化したいケースです。 ということで、土壌汚染の補助金について調べてみました。

前の記事でも触れましたが、 土壌汚染対策法により汚染が確認された土壌は浄化することが義務付けられています。 しかし、土壌汚染の浄化作業は規模によってことなりますが、 多くの費用がかかってしまうことも少なくありません。 そこで環境大臣に指定された指定支援法人、公益財団法人日本環境協会は土壌汚染対策を 円滑に推進するため「土壌汚染対策基金」を設置し、土壌汚染対策への助成事業(補助金)を行っています。

どのようなケースが補助金の対象になるかを簡単にご説明しますと、 ・調査の結果特定有害物質が確認され要措置区域に指定される。 ・汚染原因者が不明または不存在 ・支払いの能力が低い 以上の3つ全てを満たしている場合のみ、補助金の対象となり得ます。 補助金に関する詳細は日本環境協会のHPでご確認ください。

掬った綺麗な土

【補助金の対象になるには、まず何をすればいいの?】

土壌汚染が起きた!補助金が欲しい!と思った時にまず何をしたらいいのでしょうか。

①指定調査機関に土壌の汚染状況(範囲・濃度等)の調査を依頼

まずは土壌が汚染しているのか、しているならば何の物質がどれくらいの範囲・濃度で汚染しているのかを指定調査機関に依頼し調査します。 調査の結果、特定有害物質が確認され浄化しなければならない、となった場合、都道府県知事等へその旨を報告します。 バイオフューチャーでは調査を行っていませんが、ご紹介できるのでお気軽にご相談ください。

②土壌の浄化方法の検討

確認された土壌汚染の浄化方法を決めていきます。 バイオフューチャーでは微生物によって有害物質を分解していくバイオレメディエーションという方法で浄化を行います。 調査結果を基に、使用するバイオや浄化方法を現場に合った最適な方法で計画・お見積りをします。 こちらでも簡単に説明しているのでご参照ください。

③都道府県・日本環境協会へ相談

上記で挙げた3つの条件を満たしている場合、補助金の対象となります。 土壌汚染が補助金の対象となるかどうかわからない場合は、都道府県や日本環境協会に 「土壌汚染の補助金について相談したい」と、ご相談ください。 そして対象であると認められた場合、②で決めた見積りの額に基づき助成額が決まります。 申請先は都道府県ですが、審査・決定するのは土壌汚染対策基金運営委員会になります。 事前の相談はどちらにも相談可能です。

④土壌汚染浄化作業の実施

補助金の交付が決定したら浄化作業を始めます。 補助金を受け取れるのは全ての浄化作業が完了し報告が終わった後になります。 バイオフューチャーでは油吸着分解剤オイルゲーターや液体バイオを用いて、 比較的安価に行えるバイオレメディエーションによる土壌浄化作業を行っています。 浄化方法や費用は現場によって異なります。 最適なご提案をさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

⑤浄化作業完了報告

全ての浄化作業や調査が終了したら、都道府県に完了報告を行います。 基金への報告は都道府県が行ってくれます。 無事都道府県と基金が報告を受理したら、補助金の請求・受け取りをして完了です。

綺麗な土から出る芽

以上が土壌汚染の補助金を受ける為~浄化作業と補助金の事業完了のおおまかな流れになります。 土壌汚染に関してや補助金に関して何かわからないことがある際は まずは問い合わせをしてみましょう。 バイオフューチャーはもちろん、都道府県や日本環境協会にも相談窓口があるので、 ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

バイオフューチャー問い合わせページ

都道府県:土所汚染対策法に基づく届出・相談窓口一覧

公益財団法人日本環境協会