スピルキットの使用方法をご紹介!オイル漏れ対策品セットは事故の一次処理で活躍します!

スピルキットの使用方法を確認しましょう

スピルキットの使用方法は確認されていますか?

トラックや重機といった車を扱っていると、不慮の事故やメンテナンス不足等の人的ミスにより、オイル漏れが起きてしまう可能性があります。

オイル漏れが起きてしまった場合は早急に対処しなければなりません。

なぜなら、地面に消えにくい油染みができてしまったり、河川へ直接または側溝や雨水管を伝って河川へ到達するとオイルによる汚染が一気に広がってしまうからです。

汚染が広がると、浄化にかかる費用や手間も非常に大きくなり、周囲からのイメージが下がってしまうリスクもあるため、汚染が広がる前に迅速に対処することが非常に重要になります。

事前にオイル漏れに対処する道具(スピルキットなど)を準備し、その使用方法や保管場所をしっかりと頭に入れ周囲の人と共有しておくことが求められます。

今回は、オイル漏れが起きた緊急時の一次処理で活躍するスピルキットの内容品や使用方法を紹介していきたいと思います。

スピルキットには漏れた油やオイルを回収するための油吸着材セルソーブや油吸着分解剤オイルゲーター、オイルの拡散防止するために設置するセルフェンス、その他ごみ袋や手袋といった対策品がセットになった製品です。

ボストンバッグ状なので持ち運びしやすく、トラックや重機といった車にも積んでおくことができる便利なセットです。

 

スピルキット 使用方法 セット スピルキット 使用方法 バナー

 

 

スピルキットの内容品の使用方法や特徴

スピルキットに入っている内容品の用途や使用方法、特徴についてご紹介します。

スピルキットの内容品 スピルキットの用途 スピルキットの特徴・使用方法

油吸着分解剤オイルゲーター 2.5kg × 2袋

スピルキット オイルゲーター 使用方法

 

床面・土壌にこぼれたオイルの吸着 こぼれたオイルに対して撒くと瞬時に吸着する粉状の油吸着分解剤です。吸着後は内部のバイオによって油を分解します。

油吸着材セルソーブ

500g × 1袋

スピルキット 使用方法 セルソーブ

水面に浮いたオイルの吸着回収 浮上油に対して撒くと瞬時に吸着する綿状の油吸着材です。自重の約10倍程度の油を吸着します。

セルフェンス Φ10 × 110cm × 2本

スピルキット 使用方法 セルフェンス

オイルの拡散防止 細長いネット状の網にセルソーブが入っています。オイル漏れの拡散防止の為に設置します。

セルマット W55cm × L38 × 厚み2 × 5枚

スピルキット 使用方法 セルマット

水面に浮いたオイルの吸着回収 不織布の中にセルソーブが入ったマット状の油吸着材です。セルソーブより回収が容易です。
対油用ゴミ袋 1組 作業時の手の保護  
保護用メガネ 1個 作業時の目の保護  
防塵マスク 2枚 作業時の鼻と口の保護  
回収用ゴミ袋 45L × 10枚 使用したオイルゲーターやセルソーブ等の廃棄用  

 

スピルキットの使用方法と使用事実例をご紹介

スピルキットに入ったオイル漏れの対策品の具体的な使用方法を、実際にスピルキット使用した現場を例にご紹介したいと思います。

この現場ではトラックが駐車場でオイル漏れを起こしてしまい、アスファルトにオイル染みができた現場でした。

しかしスピルキットを車に積んでいたため、被害を最小限に抑えることができた例です。

 

スピルキットの使用方法①セルフェンスを設置して漏れたオイルの拡散を防止する

先程説明したように、オイルは拡散してしまうと被害が一気に大きくなり、浄化にかかる費用やコストが増加してしまう恐れがあります。

そこでスピルキットの油吸着材が中に入ったセルフェンスを使用することで、オイルの拡散を防止します。

使用方法としては、側溝や集水桝に引っ掛けて設置します。

近くに河川や池がある場合はそこへ繋がる水路に設置すると、万が一オイルが流れてしまった場合でも拡散を防ぐことができます。

可能であればこのセルフェンスは作業が完了した後も数日間の間は保険として設置しておくと、万が一オイルが残っていた場合でも拡散を防ぐことができます。

 

スピルキット 使用方法 セルフェンス

 

 

スピルキットの使用方法②オイルゲーターやセルソーブで漏れたオイルを回収する

スピルキットのオイルゲーターやセルソーブを使用して漏れたオイルを回収します。

オイルゲーターは粉状でコンクリートやアスファルトといった地面や土壌に漏れたオイルを吸着・回収する際に使用します。

セルソーブは水面に浮いたオイルを吸着・回収する際に使用します。

今回の現場では地面がアスファルトの駐車場でオイル漏れが起きたので、オイルゲーターを使用してオイルの回収をしました。

使用方法は、漏れたオイルに対してオイルゲーターを撒き、アスファルトの凹凸の隙間に入ったオイルとオイルゲーターを接触させるために軽くブラシ等でこすることでオイルゲーターがオイルを内部に取り込みます。

 

スピルキット 使用方法 オイルゲーター

 

使用後のオイルゲーターは再溶出しませんし、内部のオイルは微生物が時間をかけて分解します。

オイルゲーター自体も天然成分でできているので、敷地内であれば放置しておくことも 可能です。

もちろん回収して処分することも可能ですので、その場合はホウキやスピルキットに同梱されているごみ袋を使用して回収してください。(全て完璧に回収するのは難しいので、多少残ってしまっても問題ありません。)

今回の事例では使用しませんでしたが、水面の浮上油を回収するためのセルソーブの使用方法も簡単で、浮上油に対してセルソーブを撒くことで瞬時に内部に吸着します。

オイルを吸着したらセルソーブを回収し廃棄処分するだけなので、使用方法は簡単です。

不織布にセルソーブが入ったセルマットも基本的な使用方法はセルソーブと同様ですが、マット状のため回収が容易で、セルフェンスのようにオイルが流れる恐れのある箇所に設置しておくという使用方法もできます。

 

スピルキットや使用方法に関するお問い合わせはバイオフューチャーへ

スピルキットの使用方法をご紹介しました。

オイル漏れの緊急時の一次処理で活躍するスピルキットは使用方法がとても簡単で、持ち運びしやすく車にも積んでおける大きさです。

オイル漏れが起き得る場所での備えとして最適な対策品セットとなっております。

スピルキットや今回例に挙げたような事故の備えに関するお問い合わせは、バイオフューチャーまでお気軽にご連絡ください。

多くのオイル漏れの浄化や事前対策の実績のあるバイオのプロが、現場に合った最適なご提案をさせていただきます。

 

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