軽油や作動油をこぼした際の対処方法・掃除方法を、実例を挙げてご紹介！

軽油や作動油をこぼしたらどうしたらいい？

軽油や作動油をこぼした時の対処法をご存知でしょうか？

トラック、重機、農機を扱っている人ならば、 軽油や作動油をこぼしてしまった際の対処方法を知っておかなければなりません。

こぼした軽油や作動油をそのままにしておくと、 汚染の拡大やコンクリートやアスファルト等の地面の劣化のリスクがあります。

これらが原因でその周辺で生活している人や管理者との間で、 トラブルになってしまうこともあるので正しく対処・掃除しなければなりません。

どうしたらいいかわからない、という場合は、 軽油等の漏油の浄化作業を数多く行ってきたバイオフューチャーへご相談ください。

 

 

この記事では軽油や作動油をこぼした際の対処方法・掃除方法を、 過去に浄化した現場の実例を含めて紹介していきたいと思います。

 

 

 

軽油をこぼしてしまった際の一般的な対処方法・掃除方法

軽油をこぼしてしまった場合の対処方法について、 具体例を挙げる前に、まずは一般的な軽油をこぼした際の 対処方法・掃除方法を紹介します。

 

軽油の流出源を見つけ止める

軽油や作動油をこぼした際に真っ先に行うべきことは、 「油の流出源を止めること」です。

いくらこぼした油を処理しても新たにこぼれ続けていては意味がありません。 原因となる箇所を見つけその対処をすることが最善です。

事故や経年劣化によるタンクやホースの亀裂から漏れてしまったり 人為ミスが原因になることが多いです。

 

 

 

軽油の拡散を防止する

上で述べたように漏れた軽油や作動油を放置していると、 汚染が広がってしまう可能性があります。

放置された軽油が雨等の水に流され排水溝を伝い川まで流れると、 そこから更に勢いよく広がり海まで汚染してしまうこともあります。

そうするとその周辺で生活や仕事をしている方々への 賠償の責任が発生してしまうこともあります。

 

こぼれた軽油や作動油を回収する

こぼれた軽油や作動油がそれ以上広がらない状態になったところで、 こぼした油を回収します。

バイオフューチャーの粉状の油吸着分解剤オイルゲーターを使用すると、 アスファルトやコンクリートの表面の細かい凹凸に入り込んだ軽油も、 しっかり吸着回収することができます。

オイルゲーターは中に微生物が含まれており、 吸着した軽油を時間をかけて分解します。

また一度吸着した油を再溶出することもないので、 使用後は自敷地内等で放置しておけるならばそのまま置いていくことができ、 産廃として処分する必要がありません。

 

 

 

軽油や作動油をこぼした際の対処方法事例紹介

軽油や作動油をこぼしたときの一般的な対処方法について、ご紹介しました。

前置きが長くなりましたがバイオフューチャーが実際に行ってきた、 軽油や作動油がこぼれた現場の浄化事例を紹介していきます。

 

軽油を工場敷地内のアスファルトにこぼしてしまった事例

この現場はトラックの燃料タンクが破損し軽油をちょろちょろと こぼしながら走ってしまった、という現場です。

こぼれてからすぐにバイオフューチャーに連絡をいただきました。 それではこの現場で行った対処方法を紹介します。

 

 

 

軽油の拡散を防止する

こぼした軽油がそれ以上広がらないように、側溝にセルフェンスを設置しました。

セルフェンスはセルソーブが中に入ったフェンス状の物で、 水を吸わず油を吸う特性があります。

作業中に万が一側溝に軽油が流れてしまっても、 セルフェンスを設置しておくことで軽油の拡散を防止することができます。

 

アスファルトにこびりついた軽油を浮かび上がらせる

軽油がこぼれてから時間が経過してしまうと、 軽油がアスファルトに染み込んだりこびりついて回収しにくくなります。

そこで油剥離能力に優れたアルカリ洗浄剤バイオエクセレントを 軽油がこぼれた箇所に撒布し、数十分おくことで、 アスファルトに染み込んだりこびりついた軽油を回収しやすくしました。

バイオエクセレントは生分解性なので環境に優しい洗浄剤です。

 

 

 

アスファルトにこぼれた軽油を回収

こぼれた軽油を浮かび上がらせたところで、 その軽油を油吸着材を使用して回収します。

軽油を回収したためにバイオフューチャーの粉状の油吸着分解剤オイルゲーターを、 軽油がこぼした箇所に満遍なく撒布しました。

オイルゲーターは天然の油を分解するバイオが含まれた油吸着分解剤で、 油と接触することで瞬時に内部に油を取り込みます。

そして吸着した軽油をバイオが時間をかけて分解していきます。

 

 

 

軽油とオイルゲーターをブラシでこする

オイルゲーターは油と接触することで油を内部に取り込むことができます。

オイルゲーターと油を接触させる為にオイルゲーターを撒布した箇所を デッキブラシ等で軽くこすりました。

これを行うことでアスファルトの凹凸に入り込んだ軽油も、 しっかりと吸着することが可能です。

 

 

 

軽油を吸着したオイルゲーターを回収

オイルゲーターは吸着した軽油を時間をかけて分解しますし、 オイルゲーター自体も天然成分でできているので、 場所によっては吸着後も放置しておけるのであればそのまま放置しておくことも可能です。

オイルゲーターは水に濡れても内部に取り込んだ油を再溶出することはありません。

この現場では工場敷地内の車の通りが多い箇所だった為、 オイルゲーターを箒等でさっと回収しました。

全て完全に回収する必要はありません。

回収後のオイルゲーターも自敷地内の土の等で時間をかけて分解させることもできますし、 焼却処分や産廃として処分することも可能です。

 

仕上げに鉱物油分解菌を撒布

オイルゲーターで回収できなかった油や アスファルトに染み込んだりこびりついたままの油を分解する為に、 仕上げに鉱物油分解菌の液体バイオHCを撒布しました。

液体バイオHCを使用することで、 より確実にこぼした軽油を分解することができます。

以上でこの現場のこぼした軽油の処理作業は完了です。

 

 

 

作動油を工場敷地内のアスファルトにこぼしてしまった事例

次に紹介する事例はトラックのウイングのパーツの劣化により 作動油が倉庫前のアスファルトにこぼれてしまった事例です。

ここでバイオフューチャーが行った作動油の処理作業を紹介します。

 

 

 

こぼれた作動油の拡散を防止する

この現場でもこぼした作動油が水に流れて側溝等に入り込み拡散するのを防止する為に、 側溝にセルフェンスを設置しました。

特にこの日は天気が悪かった為、 作動油の拡散の防止はより入念に行いました。

 

 

 

アスファルトにこびりついた作動油を浮かび上がらせる

アスファルトにこぼれ染み込んでしまった作動油を 少しでも浮かび上がらせる為にアルカリ洗浄剤バイオエクセレントを撒布しました。

その後数十分放置することで可能な限り作動油を浮かび上がらせます。

 

 

浮かび上がらせた作動油を吸着回収する

浮かび上がった作動油を回収する為に油吸着分解剤オイルゲーターを撒布しました。

雨やバイオエクセレントによって地面が濡れていましたが、 オイルゲーターは水より優先的に油を吸うので濡れている地面でも使用可能です。

 

 

 

作動油とオイルゲーターを接触させる

先ほども述べましたがオイルゲーターは油と接触することで油を内部に取り込むので、 オイルゲーターを撒いた箇所をデッキブラシで軽く擦りました。

 

作動油を吸着したオイルゲーターを回収する

こぼした作動油と接触させ吸着したオイルゲーターを箒で回収しました。

吸着後のオイルゲーターは回収しなくても大丈夫ですが、 先ほどの事例と同じくトラックがよく通る場所だったので オイルゲーターが飛び散ったりしない程度に回収しました。

以上でこの現場の浄化作業は完了です。

 

油漏れの際の浄化の相談はバイオフューチャーへ！

バイオフューチャーでは車やトラックや重機等の軽油やオイル漏れといった現場に限らず、 工場やガソリンスタンドといった大規模な油漏れの現場の浄化も行う油漏れ浄化のプロです。

今回紹介した事例のように我々が浄化作業を行うこともできますし、 現場の状況をお聞きした上で浄化方法を提案し今回使っている資材を販売することもできます。

油をこぼしてしまった、漏らしてしまったなどでお困りの際はバイオフューチャーへご連絡ください！